こんばんは、生きて旅を終えて、書いてます。2017年8月18日、昨日の続きです。
昨日の内容はこちら

漫画喫茶の夜
とりあえず野宿の疲れが溜まっていたので、漫画喫茶で寝ようと頑張りますが、
…寝れない。
なんか、今まで野宿だったんだけど、荷物だけは盗まれないように常に気を張ってたから、睡眠しててもめちゃくちゃ浅いんですよね。うーん、なんか寝れない。
「せっかく漫画喫茶に来たのに、漫画読まなくていいのか」という謎の焦りも生まれる。よくないよくない。サンクコストですわ。
結局、1時間ほど軽く眠り、漫画読みつつ朝を待つことに。飯に関しては、無料のコーンスープを飲みまくって耐えしのぎます。
自遊空間の12時間パックをフルに使って岡山を出ます。

あ、キングダム最新刊まで追いつきました。(イェイ)
いざ直島へ!
岡山駅に歩いて戻る途中、見えない何かに対して声を荒げるおっさんがいたな…「瀬戸内の女の方がなんとか」みたいなの叫んでたな…
おそるべし岡山。
7:10発のマリンライナーというやつに乗ってフェリー乗り場へ。1回乗り換えて、8:20ごろ発の直島行きのフェリーに乗ります。

おぉ、中が豪華。
生口島に向かう時のフェリーとは次元が違くてびっくり。

20分後、見えてきたぞ。

直島上陸です。
とりあえず人がたくさんいたので、まずは人がバラけるまでは港周辺をぶらつきます。

直島の温泉。
とりあえず何かが違う温泉だろうなぁ、というのは見ただけでわかった。僕がきた時間は空いていなかったので、残念ながら入ることはできませんでした。
香川県の直島 銭湯『I♡湯』がブっ飛んでてカッコイイ! – NAVER まとめ
いつかまた来たら行きたいな。


歩きでも一周できるかな?
って思って島の対岸目指して歩いてみますが、500mくらい歩いて、地図で改めて確認したところ、「これはきついわ」と悟ったので、港近くのレンタサイクルに戻ります。
ここでも500円の普通自転車と、1500円の電動自転車があったのですが、前日の生口島での、2周しても有り余る体力を思い出し、調子に乗って普通自転車をレンタルします。
店員さんの「大丈夫ですか?アップダウンきつめですよ?」というありがたいアドバイスも完全無視で出発します。

とりあえずは島を1周しよう…
出発から3分後。早速絶望的に長い上り坂です。(もう写真とる余裕はなかった)
早くも致命的なミス。
「きっときつい坂はここだけだ…」と言い聞かせて、根性で立ち漕ぎで乗り越えます。
すでに汗ダラダラ。坂を越えたかと思うと、ものすごい下り。んでまた上り。
これは完全に電チャリを選ばなかった僕のミスです。かといってまた戻って電動にする気力もなかったので、もう根性だけで乗り切ることを決意します。
景色は感動するくらい綺麗なので頑張れます。とにかく暑いのと、日焼けが痛いのと、寝不足でぶっ倒れそうなだけ。(やばい)




ゴミ箱もあったよ。どでかい。そういえばここは「アートの島」だった。

不思議なオブジェがいっぱい。

空の青のおかげで、木々の緑が映えますね。

いい感じのビーチにもきました。

なんか夕日がめっちゃ綺麗らしいですよ。
日没までいられなかったけど、また、生きてるうちに来て見たいです。

「黄色いカボチャ」のオブジェに群がる人々。

草間彌生さんの作品ですね。島の入り口には赤いオブジェもあります。
ありえないくらいキッツイ坂を上ると…

ネコバスのていりゅう所。トトロのやつだよね。とても素敵なものを見てしまった気がした。
地中美術館
続いて、地中美術館。この島といえば、みたいな美術館。ここに行くには、「入るためのチケットを買うための整理券」をゲットしておかなければいけません。

確か9:45から、美術館から少し坂を下ったところにある、チケット販売所みたいなところで整理券を配り始めます。
僕が行った時は、チケット買うのに45分くらい待たされたから、何か暇つぶしツールあるといいかも。ケータイの電波は繋がりました。
入館料2060円はなかなかしんどかったです。
地中美術館という名前の通り、建物が地中にあって、照明はほぼ自然光という作りになってます。コンクリの壁がそれっぽさを出している。
中には、クロード・モネ(睡蓮の人)、ジェームズ・タレル(光の人)、ウォルター・デ・マリア(球体の人)の三人の作品が展示してあります。
自分は抽象的なアートにはとにかく疎いので(多分生で見るのは初めて?)、よくわからなかったのですが…素人目で思ったことを書くと。
モネは唯一知ってる。睡蓮の人ですよね。
ミクロではバラバラで無秩序に見えても、マクロでは絵がはっきりとしてきて、しっかりとしたテーマが伝わってくる。正しい見方があるのなら知りません。
ところでなぜ「睡蓮」にこだわったんだろうか…変態なんだろうなぁと思いました。
タレルは光を作品にしている人。光自体を鑑賞するという発想がやっぱりすごいなぁと思いましたし、実際に作品を感じることができる仕掛けもとても印象的だった。
個人的に超オススメです。この人のこの作品だけに2060円でもいいわ。
球体の人(ウォルター・デ・マリア)は、図形の幾何的な美しさをアートに取り入れてて、また二人とは違った良さが。
でっかい黒い球体が室内にあるのですが、完全にGANTZでした。

さて、地中美術館の話はここまでにしよう。
地中美術館を見終わる頃には昼だったので、坂の上にある定食屋さんへ。どんだけ坂あるんだよ
ご飯が食べられるという喜びを噛み締めつつ、サバの味噌煮定食を完食。ウメェ。染みる。

ここまでで13時を過ぎてしまい、帰りの船が14時のを予定していて、もうだいたい回りきってしまっていたので、あとは港付近で時間つぶしします。(寝てた)

もはや、どんなアングルで写真撮っても綺麗に感じる。

帰りのフェリーでは高松に行きます。チケットが600円くらいして馬鹿にならない。
フェリーに乗ると、ついに体力の限界が…さすがに4日間で7時間くらいしか寝ないのは無理があったか…
睡眠は大事です。マジで。
結局フェリーに乗って乗って席に座った瞬間から記憶はなく、次の瞬間にはフェリーから降りる乗客に起こされていました。起こしてくれた方本当にありがとうございました。
香川でついに限界を迎える。
そんな感じで高松到着です。実は今回一番楽しみにしていたところ。
今回だけはゲストハウス取ってたんだ。

まずは栗林公園に行こう。
電車に乗りますが、ここでまた深い眠気が…
気づいた時にはまさかの徳島県…(最悪)
結局、栗林公園は見る時間がないため諦めて、その後夕焼けを見にいく予定だった父母が浜も諦めて、トボトボとゲストハウスへ…(まだ眠い)
次来た時にリベンジだ。
人生初のゲストハウス。おしゃれ。

管理人さん?オーナー?の人と色々話をして(高松のこととか、ゲストハウスのこととか)、とりあえずうどんを食べに行きます。



ばかうめぇ。
ちなみにこのうどんを購入した時、残り所持金は450円。
あ、人生詰んだなと感じた瞬間でした。
翌日はメシ飲み物一切抜きです。まっすぐ家に帰ります。
ゲストハウスに戻り、

一緒に泊まる外人さんたち、まだかなー
とか思ってたら、案の定意識が飛びました。
オーナーの人が何度か起こしてくれるんですが、それでもすぐにぶっ倒れます。
まともに寝ないで、毎日移動しまくって生きていけるのは3日が限界のようです。
目覚めるとすでに翌朝。
部屋には外人さん一人しかいない。
もっとゲストハウスっぽいことしたかったのに、大したことを何もせずに終わってしまった…
相当疲れていたらしく、掛け布団も完全に無視していたようです。笑

ほとんど何もしませんでしたが、香川の時間も終了。
翌日は1日かけて東京へ帰ります。ちなみにまだこの記事を書いている今も着いていません笑
どんだけ遠いんだよ。乗り換えも10回くらいするし。。

なかなか面白い旅だったかな…
いろんなこと学べたし…それなりにネタになりそうな旅でした…よね?
自分の今の環境がどれだけ恵まれているのかも実感できました。
瀬戸内行くなら、離島は絶対行くべきですが、1日1個が限界かも。
以上、突撃旅終了です。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

若いっていいね!!!
次はもっと無謀な旅します。
